高級家具や仏壇にも使われる紫檀とは?
仏壇の種類には、価格帯によってさまざまな種類の素材が使用されます。今回は、高級仏壇で使われていることの多い「紫檀(シタン)」についてお話ししたいと思います。
「紫檀」というと高級仏壇だけでなく、高級家具や建材、楽器、箸などで日本で古くから使用されてきているため、名前だけは耳にしたことのある方も多くいらっしゃるかもしれません。紫檀は三大唐木のひとつでもあります。
紫檀はどのような素材なのかというと、熱帯の東南アジアマメ科の植物の一種の輸入される銘木であり、非常に硬い性質があるところと漆で磨きをかけることでとても美しい光沢と輝くような高級感が出るところが特徴です。日本では紫檀と呼ばれますが、西洋では「ローズウッド」という名前で呼ばれています。
建築物や楽器、仏壇でもいえることですが、紫檀はその他の特徴として硬く加工がしやすい素材でありながら、害虫の被害や菌の影響を受けにくいというところも大きな特徴となります。
高級仏壇は近くで見てみると、デザイン性の高さや素材やパーツの様子、細部に渡る精巧な作りなどを感じていただけるかと思います。
仏壇のことでわからないことや知りたいことなどがございましたらお気軽にお問い合わせください。